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personalogs.

突拍子もないことを思いついたときにメモするためのブログ

東京オリンピックのロゴを巡る騒動を見て、改めて著作権侵害の非親告罪化はヤバいと思った

ちかごろ話題になっている、東京オリンピックロゴのパクリ/パクリでない騒動。

ネットでは盗作説を支持する人、支持しない人それぞれたくさんいて、双方それなりの主張があるようだけれど、そのなかでも「ロゴがダサいし、いっそのことベルギーのデザイナー側には訴訟でもして差し止めにしてほしい」って具合の、「いいぞもっとやれ」的な意見を見て、奇しくもこの騒動の影に隠れてしまっている、TPPによる著作権侵害の非親告罪化のことを思い出した。

というのも、以前ラジオで、TPPによる著作権侵害非親告罪化の問題に詳しい、参議院議員山田太郎さんと話したとき、著作権侵害非親告罪になれば、いわゆる「告発マニア」による被害が多発する(またその被害を防ぎようがない)のではないか、という話になったのを覚えていたからだ。

ここでいう「告発マニア」とはようするに、自分の嫌いな創作者や作品を攻撃するネタとして「アイツのこの作品は、○○に酷似している、著作権侵害だ!」とか「アイツは過去に某イベントで○○の同人作品を作っていた、著作権侵害だ!」などと告発することをライフワークにする人のことだけれど、山田議員と話した際も、そのような後ろ暗い情熱を持つ人は残念ながら一定数現れるのではないか、という議論になった。

そんなわけで、今回のオリンピックのロゴを巡る騒動に関して、自らのネガティブな感情をもとに、ベルギーのデザイナー側の法的措置を期待する人がいるのを見て、著作権侵害非親告罪化も、ネガティブなモチベーションを持つ人の武器として利用されそうだな、と思った次第。

今回の騒動について、ロゴの盗作の真偽はともかくとして、今後日本の創作界隈では「あいつは○○のパクりだ!」という誰かの訴えは、それなりの破壊力を伴う武器にもなりうるということは、忘れないようにしたい。